IclucianDance

TCGについて書いてます

デッキ構築:上級

前回の記事ではデッキ構築の基本的な点を纏めさせていただきました。
今回はそれを踏まえた上でより無駄のないデッキを作るためのポイントを纏めさせていただきました。



①1枚でできることを増やそう

1枚だけでは特定の動きしかできないものでも他のカードと合わせることでより無駄の無い動きを追求することが可能となります。

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例えばドルマークス。
単体ではクリーチャー破壊とマナ破壊にデメリットとして自分の場とマナも減ります。

 

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そこに墓地回収を加えることで
①相手クリーチャーの除去
②相手のマナ破壊
③自分の疑似的なマナ回収
とやれることの幅が増えます。

このようにデメリット効果でも組み合わせることでより柔軟な動きを取ることができる場合があるので主軸となったカードの効果を見直しながら意識してみましょう。



②苦手な相手の対策をしよう
自分のデッキの動きを通すだけでは勝ちにくい非常に相性が悪いデッキはだいたいあります。
これらに対して有利に動くためのメタカードを入れなければいけない場合があります。

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小型獣を一掃するメガマグマやカナシミドミノ
(ジョーカーズなどの小型獣展開戦略などに有効)

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呪文やクリーチャーに対して強力な規制を掛けるシャッフやディール等
(踏み倒し呪文やジョジョジョマキシマムなどに対して有効)

しかしこれらのカードは狙った対面では絶大な強さを奮える代わりにそれ以外の対面では基本的には弱くなる場合が多いです(一部例外あり)。
なのでなるべく単体でも腐りにくい物を選択しましょう。(後記③にて記載)

 

③似たカードの中から一番相性の良いものを選ぼう
16年続くゲームですのでカードも豊富にあって凄く悩みますよね。
マナ加速したい、カードが引きたいといった単純な内容でも何種類も存在しています。
ではその中から一番合ったものを選ぶときには何を考えるべきなのかをここでは纏めます。

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例えばフェアリーライフジャスミン
どちらも基本的な性能はマナブーストです。
しかし、クリーチャーである点やシールドトリガーが付いているという点で大きく変わります。

 

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フェアリーライフはトリガーを持っているためビートダウンに対してトリガーすることでワンテンポ早く行動したり、ニンジャストライクにあと1マナ足りないといった場合に手助けしてくれることがあるのでビートダウン想定だとこちらに軍配が上がります。

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対してジャスミンはトリガーを持っていないのですがクリーチャーとして場に残せるため進化元として使ったり、メメント守神宮で防御に使えます。

 

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自分のデッキの動きだけが全てではありません。
前項のメタカードについても考える必要があります。

例えばマインドリセットに対して呪文であるフェアリーライフだと破壊されてしまいますがジャスミンあれば破壊されるません。
逆にカナシミドミノがいる場合はジャスミンは出しても不発で終わってしまうのですがフェアリーライフであればそのままマナブーストができます。

難しいところではありますが自分のデッキの動きとメタゲームの動きをよく見て決定しましょう。


④天使と悪魔の墳墓やシャッフなどを回避しよう

 デュエルマスターズには同じ名前のカードを参照した全体除去やコストを指定したロックカードが存在しています。

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これらの脅威はデッキ構築の段階である程度回避することができます。


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まずは墳墓避けの例で五郎丸ディメンジョン・ゲートの2枚。
天使と悪魔の墳墓は同名を参照して破壊するカードなのですがこの2枚がマナにある場合は名前が違うため破壊される心配はありません。
呪文の場合はヘブンズキューブのような特殊な名称指定を気にしない限りは絶対にやっておくことをおすすめします。

 

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続きましてこれも墳墓避けの例で学校男ドゥポイズです。
これもやることは一緒なので基本的には墳墓避けをしたほうが良いのですが種族が違うため構築次第では話が変わってきます。

ドゥポイズは魔道具なので無月の門でデ・スザークを出すことができるのですが学校男はヘドリアンですので無月の門はできません。

このようにデッキの動きそのものに影響を及ぼす場合は墳墓避けはやめましょう。


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続きましてシャッフ/ディール避けの一例としてアメイズ、DNA、ホワイトフレアを上げます。

基本的には全クリーチャータップのための呪文ですがシャッフディールで止められることを想定して現環境で一番適切なスパークとはコストの違うものを採用する例です。

基本的にはコストの増加や多色化によりオプションが付くので使っているデッキに最もあったオプション効果を持つ物を選ぶことでより無駄のない構築にすることが可能です。



最後に

今回は前回以上により深掘りした内容でお送りさせていただきました。
あくまで私自身の考え方も多々含まれておりますが皆様のお役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。